iPadを落としたら、イヤホンジャックが抜けずに途中からポキっと行ってしまった。
仕方がないので修理をすることに。
使っているヘッドセットはlogicoolのH151 STEREO HEADSET。
新しいイヤホンジャックはこれを購入。
「wuernine 4個セット 3.5mmステレオ4極ミニプラグアダプタ 自作用はんだタイプ ヘッドホン/イヤホンケーブル断線修理交換用コネクタ マイク機能」
まず、折れたジャックはコードの根本でチョッキンして、皮を剥く。
配線の種類は5種類。赤と青の縞々(以降、赤青)、青と銅の縞々(以降、青銅)、緑、赤(ピンク?)、銅。それ以外に紐が2本入っていたがこれは不要。
なお、銅はもともとは撚られていなかったが、撚った写真しか残していなかった。赤(ピンク?)の線は、銅のバラ線の中に巻き込まれるように入っていた。
ネットを色々見て、以下のように整理した(が一度組み上げた後、テストしたら間違っていた)。
- Rは赤、Lは青 → 今回の例では、R(端子2)は赤青、L(端子1)は青銅
- どれか2本は1本にまとめてGND(端子3) → もともと一緒になっていた銅と赤
- 1本はマイク(端子4) → 残りの緑
ということで、新しいイヤホンジャックにはんだ付けを開始。
- 1(L)=青銅
- 2(R)=赤青
- 3(GND)=銅と赤の合成
- 4(Mic)=緑
イヤホンコードは被膜があって、これがハンダをはじくとのことで、ライターで炙るとよいとのこと。炙るとろうそくの火のような火がついて燃える。根本まで燃えていくので丁度いい長さで吹き消す。
イヤホンジャックへの正しい付け方はわからないが、一番短いところから付けていく。一番短いところは穴が無いので、コードを輪にして引っ掛ける感じにしてはんだ付けをした。
できたところでスマホでテスト。右は聞こえるが、左がかすかにしか聞こえない。コードの皮膜を燃やしすぎてショートでも起こしているのかと想像。
で、やり直し。
2回目は、ジャックの端子とコードの組合せをはんだ付け前に確認をすることにした。
iPadなどはCTIA規格らしいので、1がL、2がR、3がGND(=L/R共通)、4がマイクとわかるので、5本のコードを組合せてテスト。
まず、穴があって、音で確認できる2と3で組合せをテストする。もともとバラ線だった銅は可能性が薄いので、残り4本で組み合わせる。が、うまく行かない。
ヘッドセットは、いつもはiPadとPCでしか使わないのだが、手近にあったHuaweiのAndroidスマホでテストをしていたので、ふと、HuaweiスマホのイヤホンジャックはOMTP規格で、GNDとマイクの端子がCTIA規格から入れ替わっているのではないか、と思い立った。
そこで、iPadを持ってきてYouTubeで音を出しながらテスト。その結果以下のようになった。
端子番号 | 組合せ1 | 組合せ2 | 組合せ3 | 組合せ4 | 組合せ5 | 組合せ6 |
2 | 赤青 | 青銅 | 赤青 | 緑 | 青銅 | 緑 |
3 | 緑 | 緑 | 青銅 | 青銅 | 赤青 | 赤青 |
結果 | 両方(音は小) | Lのみ | Rのみ | Lのみ | Rのみ | 両方(音は小) |
3はLとR共通なので、3が青銅、2がRなので赤青、1がLなので緑、と特定できた。(前回やったのとぜんぜん違う。OMTP規格だったので、運良く右だけ音が出たようだ。)
続いて、残り2本からマイクの線を特定するひつようがあるが、iPadではマイクのテストをやる方法を思いつかなかったので、PCでテストをした。
「設定」→「サウンド」にある「サウンド コントロールパネル」を開く。録音タブにマイクがあるので、そこの音量メーターをみたり、マイクを開いて「聴く」タブにある「このデバイスを聴く」を使って音が出るかを試す。
しかし、赤も銅もどちらもマイクが動かない。どちらか一方は、GNDだと当たりをつけて試してみると、赤がマイク、銅はGNDであった。
ということで、正しい組合せは以下のようになる。
- 1(L)=緑
- 2(R)=赤青
- 3(GND)=青銅 + 銅
- 4(Mic)=赤
はんだ付け前に、Windowsのサウンド コントロールパネルから左右のテストもしておいた。
「再生」タブ→「スピーカー/ヘッドホン」→「レベル」タブ→「バランス(B)」で左右のバランスを変更できるので、L/Rの片方を0にする(例:Lを0にする)。
「レベル」タブの右横の「詳細」タブの中に、「テスト」ボタンがあるので、これをクリックして音がなったほうが0にしていない側のスピーカーになる(上記例では、R側)。
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