新規に入手したRakuten Handで、Google Playシステムアップデートが完了しない。アップデートをすると、再起動が求められ、再起動するものの、元の日付(今回の場合は2020年12月1日)のバージョンのままで、アップデートが成功していない。
原因と対策
今回の原因は、Googleアカウントがファミリーリンクで管理されており、当該Rakuten Handで「開発者向けオプション」が強制的に禁止されていることが原因。
ファミリーリンクの設定で、「開発者向けオプション」をGoogle Playシステムアップデートの間だけ一時的に許可すれば、アップデートが成功する。
なお、ファミリーリンクで「開発者向けオプション」の禁止を解除するだけでよく、Rakuten Hand側で開発者向けオプションを有効化する必要はない。
「Google Play ストア」や「Google Play 開発者サービス」のリセット
解決策としてよく提示されている「Google Play ストア」や「Google Play 開発者サービス」のリセットを試みるも状況は変わらない。
Google Playのストアアプリのリセット方法
設定→「アプリと通知」→「○○個のアプリを全て表示」→「Google Play ストア」→「ストレージとキャッシュ」→「ストレージを消去」
Google Play 開発者サービスのリセット方法
同上の手順で、Google Play ストアの代わりにGoogle Play 開発者サービスを選択する。
犯人はファミリーリンク
この楽天ハンドは、子ども用に使っており、その子ども用のGoogleアカウントはGoogle Family Linkで管理されている。
ファミリーリンクで管理されているアカウントの場合、これまでも思ったような動作にならない事があったので、今回もその可能性を疑ってみた。例えば;
- Google DriveとPCを同期させるツール(バックアップと同期)にログインできない(今はログインできるようにんなっている)
- Google Chromeのパスワード等の同期ができない(今は同期できるようになっている)
システムのアップデートを行うので、開発者が使うような機能もしくは、システムを操作できるレベルのアプリが裏で使われていると考え、それらがファミリーリンクでブロックされていることが原因と推測。
後者のケースの場合:ファミリーリンクでブロックできるアプリの一覧においては、システムが必要なアプリはアプリ一覧に表示されないもしくは、ブロックできないようになっているので関係ないと想定したものの、念の為アプリ一覧を確認。見た限り、ブロックしているアプリは関係なさそう。
前者のケースの場合:可能性があるのは、開発者向けオプションか、別のユーザを追加する機能と推測。
- 開発者向けオプションは、一時的に権限昇格するのに必要だと思う。
- 別のユーザを追加する機能は、更新時に一時的に別アカウントを作成して、そのアカウントを使って更新する可能性を推測。
- その他、システム更新時に適用するパッチはGoogle Playの外から取得されているので提供元不明のアプリのインストール許可の機能が使われている可能性はゼロではないものの、同様にGoogle Play以外から入手されるセキュリティ アップデートが適用できているので、あまり関係はないかもしれないと考えた。
という事で、「保護者用ファミリーリンク」を立ち上げ、子どものアカウントを表示。下の方に、利用中のスマホが表示されているので、「設定」をタップ。
その中に「ユーザの追加と削除」「提供元不明のアプリ」「開発者向けオプション」などの利用を許可する設定があるので、「開発者向けオプション」を許可に変更する。
Rakuten Handに戻り、Google Playシステムアップデートの適用を試みると、適用が完了。
別のRakuten Hand端末でも試してみたが成功したので、Google Playシステムアップデートを適用するには、「開発者向けオプション」の禁止を一時的に解除してあげる必要がありそうだ。
なお、ファミリーリンクで「開発者向けオプション」の禁止を解除するだけでよく、Rakuten Hand側で開発者向けオプションを有効化する必要はない。
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