2004/07/19

実家の改築

この3連休に, 実家に帰ってきた. 改築が始まるから.
改築をするからという事だけで, わざわざ, 帰省する人も少ないだろうけどネ.

なぜ帰ったかというと, この家みたいに, 築150年近くを経た家の屋根裏は,
この先, 死ぬまでに, 見る機会は得られないと思うから.
だから, 一度だけでも入って, 目に焼き付けておきたかったわけ.

それから, 自分の育った家を, 最後に見ておきたかったから.
もの悲しいとき....

とはいうものの, 手を入れなければ, もうそろそろ持たなくなるのは間違いないので,
浸ってるだけじゃダメで, 前に行かなきゃね.
子供の頃に, 屋根裏のあがり道をちょっとだけ覗いた事があるが, そこは,
前の改築で作られた, 天井の部分を見ただけだった.
実際の屋根裏は, その天井板から5, 60センチ上に入り口があった.

初めて入った屋根裏は, そんなにほこりっぽくはなかった. 蜘蛛の巣は, 埃まみれになって,
何とか垂れ下がることが出来ているという程度.

昔, 子供の頃に, 白い蛇が屋根から顔を出しているのを見たことがある.
自分が屋根裏に上ったときには, 既にいなくなっていたが, 実際に蛇はいた. (写真で見た)
白じゃなくて, 普通の蛇だったけど.

屋根は藁葺き. 麦わらで出来ていて(修復されたと思われる一部は, 稲わらかも?),
隅っこに, 修復用と思われるわらが積み上がっていた.

屋根裏の床は, 土を薄くひいてある. 2, 3センチ? が, ぱっと見ると, コンクリのように見えるくらい
かちかちに固まっていた. その下は, わら. だから, ところによっては, 足下がふにゃふにゃする.

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