2020/08/02

mdadmによるRAID0の拡張(その前に停止)

2本のディスクでLinuxを走らせているが、キャッシュ的なファイルを保存しているパーティション(mdadmを使ったRAID0で構築)を広げたくなった。 RAID1で構築しているパーティションが余っていたので、その領域を縮小させ、こちらのパーティションを拡張する。

このRAID0に入っているデータは消してもよいので、パーティションは再作成して良い。
まずは、RAID0を停止したい。

まずは現状。
ここで表示されているmd127を停止したい。
root@edo /
# cat /proc/mdstat
Personalities : [raid6] [raid5] [raid4] [raid0] [raid1] [raid10] [linear] [multipath]
md127 : active raid0 sdb5[1] sda5[0]
      52942848 blocks super 1.2 512k chunks

md3 : active raid1 sda3[2]
      33553336 blocks super 1.2 [2/1] [U_]

md4 : active raid1 sda4[2]
      125829120 blocks super 1.2 [2/1] [U_]
      bitmap: 0/1 pages [0KB], 65536KB chunk

md1 : active raid1 sda1[0]
      524224 blocks [2/1] [U_]

unused devices: <none>


RAID0なので、RAID1のように切り離しというのはない。
代わりにRAID0自体を停止する。
が、下記のようなエラーになる。当然、使用しているファイルシステムはアンマウント済み。
root@edo /
# mdadm --stop /dev/md127
mdadm: Cannot get exclusive access to /dev/md127:Perhaps a running process, mounted filesystem or active volume group?


エラーにボリュームグループがアクティブの可能性もあると書かれている。
そういえば、このファイルシステムはmdadmで作ったアレイの上にLVMでRAID0を構築している。
root@edo /
# lvscan
  ACTIVE            '/dev/VG_DATA2_20150825/data2' [40.00 GiB] inherit


そのため、lvchangeコマンドでactivateのステータスをnoにする(--activate n)
root@edo /
# lvchange --activate n /dev/VG_DATA2_20150825/data2


その上で、mdadmからアレイを停止する。
root@edo /
# mdadm --stop /dev/md127
mdadm: stopped /dev/md127


mdstat上でもmd127が消えている。
root@edo /
# cat /proc/mdstat
Personalities : [raid6] [raid5] [raid4] [raid0] [raid1] [raid10] [linear] [multipath]
md3 : active raid1 sda3[2]
      33553336 blocks super 1.2 [2/1] [U_]

md4 : active raid1 sda4[2]
      125829120 blocks super 1.2 [2/1] [U_]
      bitmap: 0/1 pages [0KB], 65536KB chunk

md1 : active raid1 sda1[0]
      524224 blocks [2/1] [U_]

unused devices: <none>

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