2007/08/26

たのみまゐらせて

末代無智の御文章さんより.
> こころをひとつにして阿弥陀仏をふかくたのみまゐらせて、さらに余のかたへこころをふらず、一心一向に仏(ぶつ)たすけたまへと申さん衆生(しゅじょう)をば

"たのみまゐらせて"は阿弥陀仏の本願力を"頼みにする"という自力を離れた帰依の意味.
"余のかた"は, 他の宗教のこと
"たすけたまへ"は"お任せします"という帰依の意味. 阿弥陀仏の第十八願である"念仏を唱えることによる往生の誓願をお受けいたします"の意. "助けてください"ではない.

子供の頃から何気なく読んでいた文章の意味が分かってくるとおもしろいものだ.
まだまだ理解したいことがいっぱいある.


第十八願 (ウィキペディアより。[ここ](http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC%E5%8D%81%E5%85%AB%E9%A1%98))
> 設我得佛(せつがとくぶつ) 十方衆生(じっぽうしゅじょう) 至心信樂(ししんしんぎょう) 欲生我國(よくしょうがこく) 乃至十念(ないしじゅうねん) 若不生者(にゃくふしょうじゃ) 不取正覺(ふしゅしょうがく) 唯除五逆(ゆいじょごぎゃく) 誹謗正法(ひほうしょうぼう)

意訳
> わたしが仏になるとき、すべての人々が心から信じて、わたしの国に生れたいと願い、わずか十回でも念仏して、もし生れることができないようなら、わたしは決してさとりを開きません 。ただし、五逆の罪を犯したり、仏の教えを誹るものだけは除かれます。




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