2007/07/26

プロとしての意識

会社がらみの出来事. ある人の愚痴とも.
「うちの提案書にも"セキュリティのプロがお客様の...."とありますけど,
私は全然プロじゃないです. 私なんかが行って, そのうち何か起きても
おかしくないですよ」

自分がプロとしてのレベルにいない,
お客様から想定外の質問が来たらどうしようもない
と理解できるレベル, 恐怖を予測できるレベルにまで成長したと
考えることもできるんじゃないかな.

"知らない"っていうのは, 恐ろしいものでもあり, 強みでもある.
子供が自分の知らないモノに手を伸ばして, 痛い思いをしてしまうように.
確かに, うちの会社でセキュリティのプロとしての知識や経験をもっている人は
ごく一部. 20数名中の3名ほどかな.
そのうち何かが起きるとオレも分かっているよ.

オレがこの会社を去る日が来たら, 残される人には本当に申し訳ないことを
してしまうことは分かっている.
今になっても続いている年度末の"死の行進"に取り残すことは非常に心苦しい.

でも, オレにもオレの人生があり, 夢があり, 守るべきモノがある.
自分自身をこの会社のために捧げることはできないことは理解してもらいたい.
その代わり, オレは, オレを頼ってきたヤツは見捨てない.
オレが"先生"と呼んでいる人なら, 絶対そうするだろうから.

何か一つでも, あなたの中に種を植え付けてから去りましょう.
どんな花・果実を実らせるかはあなた自身の育て方にまかせます.
とても楽しみにしています.
あなたの歩む死の行進の先は, シャワールームではありませんように.
直感的にでもヤバいと感じたら, 道を変えてください.
それなりのリスクはありますが, シャワールームに入ってしまって
どうしようもなくなる前に, 道半ばで倒れる前に.

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